犬にブロッコリー!健康維持のために知っておきたい量や加熱などのポイント
犬も人間と同じように、食べることが大好きな動物です。
人間は、野菜・肉・魚といった多くの種類のものを食べれますが、犬は、毎日「ドックフード」を繰り返し食べ、単調なごはんになっているいと感じている飼い主さんも多いはずです。
犬にもごはんを楽しんでもらいたい!ドックフード以外のものを食べさせてあげたい!
そこで今回は、多くの栄養素を含む、健康野菜として人気なブロッコリーを紹介したいと思います!
目次
犬はブロッコリーを食べても大丈夫!
犬は、ブロッコリーを食べても大丈夫です。
ブロッコリーは、犬にとって健康的な食べ物であり、犬が安全に摂取できるものです。
ブロッコリーは、栄養価が高く、ビタミンC、カルシウム、鉄分などの栄養素が含まれており、犬の体にとって健康的な食べ物です。
また、ブロッコリーには、抗酸化物質や抗炎症物質などの健康に良い成分も含まれています。
犬がブロッコリーを食べすぎると、消化器官に負担をかける可能性があります。
そのため、犬がブロッコリーを食べる場合は、少量から始めて、犬の体に合った量を摂取するようにしましょう。
犬が食べても良いブロッコリーの量は?
犬が食べても安全なブロッコリーの量を知ることは、重要なことです。
ブロッコリーは、犬にとって栄養価の高い食べ物ですが、過剰摂取すると、消化器官に悪影響を及ぼす可能性があります。
犬が食べても安全なブロッコリーの量は、犬の体重によって異なります。
一般的に、犬にとって安全なブロッコリーの量は、体重の1%から2%程度と言われています。
一般的な中型犬(10㎏)の場合はブロッコリーの1房は10gほどなので、8-10個を目安にして与えるようにしましょう。
ブロッコリーの栄養素は?犬の健康を維持しよう!
犬のためにブロッコリーを食べさせることは、健康を維持するために有効な方法です。
ブロッコリーに含まれる栄養成分の中から、とくに愛犬の健康維持に役立つと考えられるものを紹介します!
栄養素1.ビタミン
ブロッコリーには、ビタミンC、βカロテン、葉酸、ビタミンKなどが含まれており、病気の予防、アンチエイジング、貧血予防に役立ちます。
特に、ビタミンCには、レモンの2倍以上の量が含まれており、老化や関節の病気の予防に効果のある抗酸化作用をもちます。
栄養素2.食物繊維
食物繊維は、消化を促進し、便秘を防ぐのに役立ちます
特にブロッコリーには、不溶性食物繊維が多く含まれており、腸の中で水分を吸って大きく膨らみ、便のカサを増して腸のの動きを活性化させることで、スムーズな排便を助けます。
栄養素3.ミネラル
ミネラルには、神経の伝達や筋肉の収縮に役立つ「カリウム」や、筋肉の収縮や骨の形成に役立つ「マグネシウム」、骨の形成やエネルギー代謝に役立つ「リン」などがあります。
骨格構造や体液のバランスの制御、神経伝達、筋肉の収縮などに役立ち、ブロッコリーで、それぞれを過不足なく摂取できます。
犬にブロッコリーの注意点!
多くの栄養素を持ち合わせるブロッコリーですが、調理過程や量をしっかり考慮しなければなりません。
犬にブロッコリーを与える時の注意点を把握しておきましょう!
注意点1.与える量
ブロッコリーは小松菜やキャベツと同じアブラナ科の野菜で、甲状腺ホルモンの分泌を阻害する「ゴイトロゲン(グルコシノレート)」という成分が含まれているため、運動性の低下や無気力などの症状を引き起こす可能性があります。
そのため、甲状腺の機能が低下している犬には与えないほうが安心でしょう。
また、ブロッコリーには尿路結石の原因となるマグネシウムやシュウ酸といった、カルシウムと結びつき、カルシウムバランスを調整する栄養素が、豊富に含まれています。
そして、これらの栄養素がカルシウムと結びつくと、結石を作ります。
そのため、尿路結石を患ったことがある犬やその心配がある犬に与える場合は注意が必要です。
犬がブロッコリーを食べる場合は、少量から始めて、犬の体に合った量を摂取するようにしましょう!
注意点2.食材処理
ブロッコリーは生の状態で与えることもできますが、茹でて小さく刻んだり、ミキサーにかけたりしてから与えると、丸飲みをする心配がなく、さらには消化にもいいのでお薦めです。
茎の部分は生の状態だと硬いため、厚めに皮を剥いてから茹で、小さく刻んでから与えるようにしましょう。
また、ブロッコリーには、ヘタ・根元・芯・分岐・皮の部分には洗っても、農薬が残りやすいので、お湯で加熱して農薬をとることが大切です。
注意点3.加熱のしすぎ
犬に硬いものを与えるのは、喉を詰まらせる危険性があるため、お湯などで加熱して柔らかくする必要があります。
しかし、ブロッコリーを加熱しすぎると、その中に含まれるビタミンが失われてしまいます。
また、食物繊維が消失し、犬の胃腸を刺激する可能性があります。
ブロッコリーの栄養素を最大限に活用するために、加熱する際には、「犬が噛める程度柔らかくなったら加熱をやめる」といった適した加熱をするようにしましょう!
まとめ
犬にブロッコリーを与えることは、犬の健康を維持するためにとても重要なことです。
ブロッコリーは、ビタミンや食物繊維などの栄養素を提供し、犬の体を健康に保つのに役立ちます。
しかし、犬にブロッコリーを与えるときは、量を把握し、適切な調理過程や加熱など、注意が必要です。
🐶 犬に与えてもいいブロッコリーに気をつけることは?
犬にブロッコリーを与える時には、体に合った量を与えることが重要です。また、加熱の長さには、細心の注意を払って調理することが安全に、ブロッコリーの栄養素を最大限に活かして、使うことができます。
プロフィール
ペットのカットやトリミングを行いトリマーとしてのキャリアを積み、現在は、JPLA公認トリマーおよびJCSA認定マスターライセンスの取得を目指し、トリミング技術を磨いています。なるべく新しいトリミング技術やトレンドを取り入れられるよう善処しています。また、ペットとのコミュニケーションを大切にし、安全かつ快適な環境でのトリミングを心がけています。どうぞよろしくお願いいたします。
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