更新日：2023.10.19

チベタンマスティフの値段は？餌代や飼育費用、かかりやすい病気も併せて解説！

もふもふの大きな体を持つ超希少な犬種のチベタンマスティフ。
その愛らしいボディで多くの人々を魅了しています。
今回は、そんなチベタンマスティフについて詳しくご紹介します。

チベタンマスティフってどんな犬？性格は？

1.特徴

チベタンマスティフは、チベット原産の犬種であり、現在では世界に数頭しかいない超希少な犬種です。

チベタンマスティフは大型犬ですが、大型犬の中でも大きな方で、体重は60kg前後、大きいと100kgになることもあります。
筋肉質でガッチリとした体と首周りに生えた飾り毛はライオンを彷彿とさせます。

2.性格

大きく勇ましい見た目をしているチベタンマスティフですが、その性格はとても穏やかです。

飼い主にもとても忠実で、しっかりとしたしつけを済ませておけば、ちゃんと言うことも聞いてくれるでしょう。
しかし、しつけがなっていないと、飼い主以外に攻撃的になったり、散歩の際に急に走り出したりしてしまいます。

3.毛質

チベタンマスティフは分厚いふわふわのダブルコートを持っています。
このダブルコートはチベットの厳しい気候に耐えれるような防寒力を持っています。

しかし、抜け毛もその分多かったり、日本の夏の暑さは非常に苦手だったりするので注意が必要です。
ふわふわな触り心地で非常に可愛いですが、愛情を持ったお手入れが欠かせません。

チベタンマスティフの値段・価格は？いくらぐらい？

チベタンマスティフか世界的に希少な犬種で、相当な高値がつきます。

具体的に、チベタンマスティフの子犬の値段は、一般的に、約100万円程度です。
純血種はさらに高価で、1000万円は普通で、2億円の値段がついたこともあります。
この２億円で落札したのは中国の大富豪でした。

チベタンマスティフの飼育にかかる費用は？何が必要？

1.餌代

チベタンマスティフの餌代は、毎月約1万円程度です。

大型犬はその大きな体を維持するために餌もたくさん食べます。
そのため、大型犬のチベタンマスティフは小型犬や中型犬に比べて餌代が高くなってしまいます。

さらに、意外と盲点なのですが、おやつを与えたりすれば、おやつはドッグフードより量に対して高いので、その分、食費がかかってしまいます。

2.保険料

チベタンマスティフの保険料は月に4.000円前後であることが多いです。

ペットの保険料は病気歴や持病、年齢によって大きく変動します。
万が一の病気にかかった際の治療費は犬の場合数十万円になることが普通です。

万が一の時に気兼ねなく病院に連れて行けるようにペット保険に加入しておくことが賢明です。

3.飼育用品

チベタンマスティフを飼う際には飼育用品も買い揃えなくてはなりません。

まず、チベタンマスティフは抜け毛が激しいため、ブラッシング用のブラシは必須です。
さらに、トイレとトイレシートや散歩用のリードも必須です。

買い始める際にも飼い始める際にもお金がかかることも頭に入れておきましょう。

チベタンマスティフがかかりやすい病気は？

胃捻転

大型犬にかかりやすい病気のひとつに胃捻転があります。

胃捻転は胃がねじれて食べたものがつまり、強い痛みや、他の消化器系の病気に発展する病気です。
大型犬のチベタンマスティフはこの胃捻転にかかりやすいと言えます。

早食いや食後すぐの運動を避けることで予防できます。

股間接形成不全

大型犬のかかりやすい病気として股間接形成不全も挙げられます。

大型犬のチベタンマスティフはこの股間接形成不全にもかかりやすいと言えます。
股関節の痛みや歩行不全などの症状が現れます。
不自然な歩き方をしていたり、いたそうな仕草を見せていたら病院につれて行って診てもらいましょう。

関節炎

関節炎は加齢とともに関節に負担がかかって炎症を起こす病気です。
超大型犬のチベタンマスティフは関節に負荷がかかりやすく、この関節炎になりやすいです。

足を痛がっているような仕草を見せたら、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。

チベタンマスティフの寿命は？何歳まで生きるの？

チベタンマスティフの寿命は12年程度です。
この寿命は大型犬としては平均的と言えます。

しかし、チベタンマスティフは、健康な食事と適切なケアを受けることで、もっと生きることができるかもしれません。
適切な運動をしてあげることも、丈夫な体づくりと適度なストレス発散につながり、長生きにつながります。

チベタンマスティフの飼い方は？

1.ブラッシングは必須！

チベタンマスティフにブラッシングは必須です。

チベットの極寒の気候に耐えることが出来る分厚いダブルコートはケアを怠ると、すぐに硬く毛玉になってしまいます。
定期的なブラッシングでふわふわな毛を保ってあげましょう。

また、ブラッシングは飼い主との触れ合いの時間にもなるので、絆を深めることもできます。
ブラッシングは一石二鳥でもあるのです。

2.温度管理に気をつけて

チベット原産のチベタンマスティフには日本の夏の暑さは致命的です。
そのため、夏場は特に室温が暑くならないように温度管理を徹底しましょう。

また、サマーカットをしてあげたくなりますが、やってはいけません。
カットをしてしまうと紫外線に弱い肌に紫外線が当たって、炎症を起こしてしまうことがあります。

3.しつけには専門的な知識が必要

超大型犬のがっしりとした体型のチベタンマスティフ。
かつては大型獣とも戦えるような護衛犬として働いていました。

そのため、本能的に獰猛な一面を持っていて、幼いうちから正しいしつけをすることが必要です。
超大型で獰猛とな成犬にになってしまうと手がつけらません。
専門的な知識を持って、いざという事態を防ぐために、行動をコントロールできるようにすることが求められます。

まとめ

チベタンマスティフは、大きな体と分厚い毛並みが特徴的な犬種です。
とても高価な犬種で、専門的なしつけと愛情を持ったケアが必要不可欠です。
チベタンマスティフを飼うときには、その価値を十分に理解し、愛情を注いであげるようにしましょう！