犬が震える!原因や病気、対処法を解説
犬が震えると、飼い主としては心配してしまいますよね。
犬の震えの原因は何なのか?精神的な理由から犬が震えるのか?犬の震えで考えられる病気は何なのか?すぐに病院へ行くべきなのか?
今回は、これらの疑問について詳しく解説します。
目次
犬が震える!なんで?
犬が震えるのは、様々な理由があります。
一番想像がつきやすい原因としては、寒さによる震えがあります。
しかし、そのほかにも感情の昂ぶりやストレスや不安などの精神的な理由や、筋肉の衰え、老化からくる病気、また病気の痛みなどの健康からの要因、さらには注目してほしいからなどの理由があります。
犬が震えている際には原因にあった対処が必要です。
すぐに対処できるものから病院に連れて行く必要がある原因、それぞれ詳しく解説していきます。
犬が震えるのは寒いから?寒さに弱い犬種は?
寒さに弱い犬はしばしば寒さで震えます。
例えば、シーズーやチワワなどの小型犬は、体が小さく、寒さに弱い傾向があります。
また、一層の毛で覆われたシングルコートですべすべで光沢感のあるスムースコートの毛質を持つ犬種は寒さに弱い傾向があります。
シングルコートのスムースコートの犬種はブルドッグやイタリアングレーハウンドなどがいます。
また、小型犬でもダブルコートでふわふわな毛質を持つ犬種なんかは意外と寒さに強いこともあります。
さらに、シングルコートでも比較的に大型犬は寒さに強い傾向にあります。
愛犬が寒さに弱いのかどうか調べてみると震えているのが寒さなのかどうかはっきりするかもしれません。
震えている犬に洋服は着せたほうが良い?
寒さに弱い犬には、洋服を着せることが有効です。
冬場なんかの散歩で、洋服は犬の体温を安定させる効果があります。
しかし、洋服を着せる際には、犬の状態をよく観察し、犬が洋服を嫌がる場合は、洋服を着せないようにしましょう。
犬の震えの精神的な理由
犬の震えの原因は、精神的な理由から生じる可能性があります。
精神的な理由で震える原因から対処まで解説していきます。
感情の昂ぶり・興奮
嬉しすぎたときや、極度に運動して興奮してしまった時に犬は震えてしまうことがあるようです。
この震えに関しては特に心配することはなく、震えが落ち着くまでそっと様子を見てあげましょう。
逆に心配しすぎてしまうと犬も心配してしまうので避けるべきです。
ストレスや不安、恐怖
犬はストレスや不安、恐怖などの精神的な状態を表すために震えることがあります。
ストレスや不安、恐怖で犬が震えるときは、愛犬が何を感じているのかを考える必要があります。
雷の音や工事の音などに恐怖感を抱いて震えていたら、愛犬が落ち着けるように飼い主は落ち着いた態度で接してあげましょう。
また、ストレスの原因を取り除くように心がけることも重要です。
犬の震えで考えられる病気は?
犬が震えている状態は、様々な原因が考えられます。
その中で、病気の可能性も十分にあります。
低血糖
低血糖状態になると、神経がうまく働かずに震えてしまうことがあります。
嘔吐や下痢が続くと低血糖になる可能性があるため注意が必要です。
また、老化が原因で低血糖が引き起こされることもあります。
シェイカー・シンドローム(全身性振戦症候群)
シェイカー・シンドロームは原因不明の病気です。
症状としては急に全身が震えてしまいます。
寒さや精神的な理由で心当たりがない場合、病院に診てもらうことが必要です。
薬の投与によって症状が和らぐことがあります。
水頭症
脳に通常以上の脳髄液が溜まり、脳を圧迫する病気です。
水頭症になってしまう原因はよくわかっていませんが、脳が圧迫されることから様々な神経障害を起こします。
その神経障害により震えてしまうようです。
寒さや精神的な理由で心当たりがない場合、病院に診てもらうことが必要です。
腎不全
腎臓病は、腎臓の機能が弱って体内の毒素が処理できずに、犬の体内で毒素が溜まってしまう病気で、さまざまな神経障害を引き起こします。
その症状の中に「震えてしまう」ことがあります。
腎不全は症状が出にくく判断が難しいですが、他にも痙攣などの症状が見られたら腎不全を疑いすぐに病院に連れて行ってあげましょう。
犬が震えるのは注目してほしいから?
犬が震える理由のひとつに注目してほしいからというものがあります。
犬が、震えていた時に餌をもらえた、遊んでくれた等の、以前のうれしい経験から同じような経験を求めて震えることもあります。
これらの行動はまれなので、病気による震えなどの他の要因も考慮すべきです。
震えが持続的で病気の兆候と疑われる場合は、専門家の診察が必要です。
まとめ
犬が震えるという状態は、犬の飼い主にとって心配な状態です。
犬の震えの原因は様々ありますが、寒さ、精神的な理由や病気などが考えられます。
寒さに弱い犬は、洋服を着せるなどの対策を取ることができますが、犬の震えが続く場合は、すぐに病院へ行くことをお勧めします。
飼い主は、犬の体調を常に気をつけて、犬が震えるときは早めに病院へ行くことを心がけるべきです。
プロフィール
ペットのカットやトリミングを行いトリマーとしてのキャリアを積み、現在は、JPLA公認トリマーおよびJCSA認定マスターライセンスの取得を目指し、トリミング技術を磨いています。なるべく新しいトリミング技術やトレンドを取り入れられるよう善処しています。また、ペットとのコミュニケーションを大切にし、安全かつ快適な環境でのトリミングを心がけています。どうぞよろしくお願いいたします。
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