サカラバネコツメヤモリってどんなヤモリ?餌や毎日のお世話・飼育方法をご紹介!
サカラバネコツメヤモリはマダガスカル原産のヤモリです。
今回はサカラバネコツメヤモリの特徴や性格、餌やりなどの日々のお世話などについて詳しくご紹介します。
目次
サカラバネコツメヤモリってどんなヤモリ?特徴は?
画像の出典
サカラバネコツメヤモリはマダガスカル西側に生息する20センチほどに成長する種類です。。
サカラバはマダガスカルの西側の地名、ネコツメはネコのような爪をしていることから名付けられました。
サカラバネコツメヤモリは、褐色から黒色に変化する模様が特徴的なヤモリです。
また、サカラバネコツメヤモリは動きが俊敏で、掃除やハンドリングの際の脱走に注意が必要です。
サカラバネコツメヤモリは何の餌をあげればいいの?
サカラバネコツメヤモリは中型のヤモリであり、飼育は中級者向けです。
サカラバネコツメヤモリは基本的に動くものしか食べてくれません。
そうなると必然的に生き餌を与えることになります。
サカラバネコツメヤモリ20センチと大きくなるので、生き餌はジャイアントミルワームは大きすぎますが、コオロギのLやデビュアのMサイズ、ロッドローチ、通常サイズのミルワーム。を与えると良いでしょう。
ベビーにはその都度大きさにあった生き餌を与えます。
その点大きさの調整できるコオロギやローチの自家用食が理にかなっています。
しかし、どうしても生き餌が苦手という方は根気強く乾燥コオロギや肉食爬虫類専用の固形飼料を目の前で動かして与えると食べてくれるかもしれません。。
サカラバネコツメヤモリの飼育環境は?
ケージの大きさ
サカラバネコツメヤモリの大きさは20センチ程度です。
そのため、最低でもその3倍ほどの60センチ水槽は用意しましょう。
さらにサカラバネコツメヤモリは樹上性のヤモリなので横の長さではなく縦の長さを重視しましょう。。
また、とりあえずで小さなケージを買って成長に合わせて大きなケージに変えていくのもありです。
しかし、環境が変わることはサカラバネコツメヤモリにとって大きなストレスにつながるので最初から大きなケージを買っておくのが賢明です。。
温度・湿度
サカラバネコツメヤモリはマダガスカルの西側の比較的標高の高く乾燥した林に生息する樹上性のヤモリ。です。
そのため、温暖な環境を好みます。
室温は、20度から25度の範囲が最適。です。
また、湿度は、50%から70%の範囲が最適です。
サカラバネコツメヤモリは、温暖な気候が好みなので、温度が低すぎると体調を崩してしまう可能性があります。
逆に夏の温度の高い状態はサカラバネコツメヤモリにとって非常に危険。です。
空調を使って25度程度を保ちましょう。
また、湿度が高すぎると病気になる可能性があります。
床材やレイアウト
ケージの床材としては、湿度を保てるような素材を選ぶことが重要。です。
具体的には赤土や観葉植物用の土、腐葉土などもいいでしょう。
適度に湿らせて、乾燥しすぎず湿りすぎないようにしましょう。
さらにサカラバネコツメヤモリは樹上性のヤモリなので立体性の出るように、枝や流木を立てかけると良いです。
木の上でくつろぐ生息地での本来の姿を観察できます。
サカラバネコツメヤモリの日々のお世話は?
サカラバネコツメヤモリのお世話は慣れてしまえば簡単です。
日々のお世話は水やり、餌やり、糞の掃除の3つです。
水やり
水やりは数日に一度忘れずに行いましょう。
サカラバネコツメヤモリは適度な湿度を好むので、水あげすぎには注意。です。
霧吹きなどで2、3日に1回ケージの側面に水滴がつくように水を与えましょう。。
自然に近い形で、雨粒を舐めるように水分補給をするでしょう。
餌やり
餌やりは毎日。行う必要があります。
室温の暖かくなった昼間に与えるのがベスト。です。
室温の低い朝に与えてしまうと変温動物のサカラバネコツメヤモリは消化不良で病気になってしまいがちです。
一口サイズの餌を1、2匹与え、気温の下がる冬場は消化が悪くなるので数日に一度1匹与えるなど消化不良にならないような工夫が必要です。。
糞掃除
サカラバネコツメヤモリは毎日のように糞をします。
ケージ内に糞を放っておくとカビが生えて病気の原因になったり、コバエの発生源になるので毎日取り除いてあげましょう。。
サカラバネコツメヤモリの寿命は何年?
サカラバネコツメヤモリの寿命は10年程度と言われています。
サカラバネコツメヤモリは、普通のヤモリよりも大きいため、10年よりも少し寿命は短いかもしれません。
しかし、徹底した温度管理や適切な量の食事、広いケージを用意することで最大限に寿命を伸ばすことができます。。
まだ飼育方法が確立されていない種類なので、サカラバネコツメヤモリに愛情を注いでベストを尽くして飼育環境を整えましょう。
サカラバネコツメヤモリの餌にはカルシウムパウダーを付けよう!
サカラバネコツメヤモリの餌にはカルシウムパウダーをかけて与えましょう。
カルシウムは、サカラバネコツメヤモリに不足しがちな栄養素です。
カルシウムが不足するとクル病というような骨が異常に細くなる病気になり、体を支えきれなくなって死んでしまいます。。
ミルワームやコオロギなど一種の昆虫ばかり与えることになり、栄養素が偏ってしまうのでカルシウムパウダーをかけないと必ずカルシウムが不足します。
特にサカラバネコツメヤモリのベビーには、絶対にカルシウムパウダーを付けた昆虫をあげるようにしましょう。
成長過程でカルシウムが不足するとくる病になる可能性がぐんと上がります。。
サカラバネコツメヤモリはハンドリングできるの?
サカラバネコツメヤモリはハンドリングできないことはありません。
しかし、サカラバネコツメヤモリは非常に動きが早いので脱走には細心の注意が必要です。
さらに、ヤモリは基本的にハンドリングされることに向いている体の構造をしておらず、皮膚が弱かったり尻尾の自切があったりします。。
ハンドリングする頻度は週に1回以下に抑えましょう。
まとめ
サカラバネコツメヤモリはマダガスカルの林が生息地の可愛いヤモリです。
お世話をしていくうちに、サカラバネコツメヤモリ慣れてくれて餌やりの時には近づいて来てくれるかもしれません。
サカラバネコツメヤモリを安心して飼育できるようにしてあげましょう!
プロフィール
爬虫類が好きです。王道ですが、ヒョウモントカゲモドキのベビーが餌を食べる顔が好きです。あとボールパイソンをハンドリングするのも好きです。愛玩動物飼養管理士に興味あります。
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公益社団法人日本愛玩動物協会の愛玩動物飼養管理士